鹿と衝突すると車が大破するぐらい
私は元気です
だから
貴方が
光への道を迷っているのならば
私が
身を持って進んで伝えに戻ります
宗教のようだと
貴方は
吹き出してしまうのでしょうが
私は頭が悪いので
その道が深い深い険しい冬の山であっても
嬉々として進んでゆけるでしょう
雪の降らない鋭い痛みのような山中の寒さでも
私にはその先にみえる景色が感じられるのです
野性の性でしょうか
世界平和だとか
そんな無責任な言葉を
声高らかに私がさけんだらば
貴方はちゃんと腹から大笑いできるぐらい
私を知っているから
山は険しいのでなかなか光はみえません
いいえ私が目を瞑っているのかもしれません
あぁ、見開いても私には見えないのかもしれません
ただ私は温かい
温かいのでどうやらこれは光って
光っています
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