おんなのひとはえりあしに おとこのひとのじゃなく
おんなのひととくゆうの息づかいをかんじると
そのとうめいなたにんのおもいを このてでつかんでみたくなる
そのかんしょくをゆっくり てのひらでためしたくなる
もみしだくそくどはやめたりおそめたり もてあそんでいるうちに
とうめいだったものにいろがついていくのを
おとこのひとよりしっているから
ちやなみだなんかのもとをひっぱるヨウブンたっぷりちゅうにゅうして
あとはしぼれるだけしぼりきってほうちする んだったよね
どちらがさきだったのかもうわからない
おもいだしたとたんちいさな傷ぐちぷっとひらいてつっとしたたる
たとえることのできないいろしたわたしのゆるゆるゼリーじょうのおもい
ちいさなでぐちからにげていこうとする
いまはダメ、こんなときにこんなところで
あわててりょうてでかくしてみたけどもうまにあわないたまらなく
あふれだすこぼれおちていくべとべとのひとはだのやわいおもい
これでもかとしぼりきられてへんしょくしていくのだまってまつしか
ないなんてなにもできないならっておもわずなすりつけた
つんとはなをつくにおい
ごめんなさいおどろかせたね
でもうつむいた唇のほんとうのいみ このひとはわからない
なんにもしらないかわいいひと
おんなのひとのアソビはこわいからって
おとこのひとはいつだってしらんぷりをとおす
だからわたしもつまらなくてべつのひとのところへおしゃべりしにいく
なめたらとけるようなねつでわれてしまうようなそんなやわいまくではなくて
そとからぜんぶみえてもいいからなかみだれにもさわらせないやぶけないぜったい
あんぜんなほぞんがほしょうされるべとついたまくだった
はずなのに